八角理事長 大の里に期待「ラッキーで勝った優勝ではない。1年後はもっと上に」本人も「上へ上へと」

2024年05月26日 18:35

相撲

八角理事長 大の里に期待「ラッキーで勝った優勝ではない。1年後はもっと上に」本人も「上へ上へと」
<夏場所千秋楽>八角理事長(右)に賜杯を手渡される大の里(撮影・久冨木 修)  Photo By スポニチ
 大相撲夏場所は26日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、新小結・大の里(23=二所ノ関部屋)が関脇・阿炎(30=錣山部屋)に勝って12勝3敗で初優勝を決めた。初土俵から所要7場所で、幕下付け出しでは横綱・輪島の15場所を更新する史上最速優勝。新小結での優勝は1957年夏場所の安念山以来67年ぶりとなった。春場所の尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)に続いて2場所連続の“ちょんまげ優勝”で、23歳の大器が横綱、大関陣に休場が相次いだ大混戦の場所を制した。
 試合後、来場所に向け大の里は「これから親方の言うことをしっかり守って、上へ上へと精進して頑張りたいと思います。強いお相撲さんになっていきたい」と先を見つめた。

 史上最速優勝に高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)は「素晴らしい相撲を取った。今場所を通して強い相撲を取っていた。これからしっかり稽古をしてケガをしない強い体をつくって来場所以降頑張ってほしい」と期待を寄せた。

 また八角理事長(元横綱・北勝海)も「立派な優勝。ラッキーで勝った優勝ではない。内容が素晴らしかった」と試合を振り返り、「まだまだ先があって1年後はもっと上にいるのだと思う。このまま駆け上がってほしい」とエールを送った。

 本割でつかみ取った初賜杯。割れんばかりの拍手を浴びながら優勝力士インタビューに臨んだ大の里は「ありがとうございます。1月、3月と優勝できなくて、こうしてチャンスをものにできてうれしいです。(優勝の瞬間は)歓声が凄くて、優勝したんだな、と」と一言一言かみしめるように語った。そして「土俵下では…昨日親方からは優勝しても喜ぶなと言われたので冷静に冷静に」と二所ノ関親方との前日秘話を笑顔で明かしていた。

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