“黄金世代”河本、暫定2位 「大人のゴルフ」で自己ベスト3打更新
2018年09月01日 05:30
ゴルフ
河本が「大人のゴルフ」と呼ぶこのスタイル。ボールを操る高い技術がなければ実践するのは難しい。直進性の高い現在のボールとクラブではなおさらだが、このドローとフェードの打ち分けを河本はスイングを変えることなくアドレスとボールの位置で行っているという。今年1月から米国で研さんを積んだ目澤秀憲コーチの下、世界ランク3位ジャスティン・トーマス(米国)ら米男子ツアーのトッププロをモデルにしたボールの操作性の高い長いインパクトゾーンをつくるスイングに挑戦中。当初はスコアが80を超えることもあったというが、この日のようにここに来てようやく結果を伴うようになってきた。
畑岡奈紗、勝みなみらと同じ黄金世代の1人だが「社会貢献できるような人間になりたい」という現役引退後の目標のために大学進学を選択。昨夏は学生生活を優先させ、プロテストは受験しなかった。この間、ジュニア時代からのライバルたちはプロの世界でそれぞれに成果を挙げ、大きな注目も集めていたが、河本は別路戦を歩みながらもしっかりと将来を見据えてキャリアを積み重ねていた。
日体大体育学部で学んできた機能解剖学、栄養学、トレーニング論は1メートル63、58キロと体格的にそれほど秀でている訳ではない河本が目標の「世界」で戦うための体力強化やスイングづくりの理論的な基盤となっている。そして、何よりの財産は一足先に世界で活躍するクラスメートとの異種目交流。リオパラ五輪競泳日本代表の池愛里、ラグビー7人制女子日本代表の大竹風美子、サッカーのU―20女子W杯で初優勝を果たした日本代表GK福田まいらの存在がゴルフ界のライバルたちとはまた違う意味で大きな刺激となっている。
「大学は行かなきゃいけないところじゃなくて行きたいところ。勉強して損はないじゃないですか」と笑う河本。ゴルフ場とキャンパスの行き来を楽しむ20歳に大きなチャンスが巡ってきた。
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