陵侑、史上3人目偉業へ 船木和喜が語る2つの“魔物”

2019年01月06日 05:30

ジャンプ

陵侑、史上3人目偉業へ 船木和喜が語る2つの“魔物”
船木和喜 Photo By スポニチ
 小林陵侑(土屋ホーム)がジャンプ週間3連勝を果たし、1997〜98年シーズンの船木和喜(当時デサント、現フィット)に次いで日本人2人目のジャンプ週間総合優勝に大きく前進した。史上3人目のジャンプ週間4戦全勝へ、残すは6日(日本時間7日未明)のビショフスホーフェン(オーストリア)大会。日本選手未勝利の“鬼門”に挑む。
 ビショフスホーフェンに潜む“魔物”とは何か。スポニチ本紙解説者で、97〜98年シーズンに日本人初の総合優勝を果たした船木和喜(43)は「特殊なジャンプ台ではない」とした上で、2つの難点を指摘した。

 (1)助走路 前戦インスブルックは助走路のアール(カーブする地点)を抜け、カンテ(踏み切り)までが短い。一方でビショフスホーフェンはアールからカンテまでが長いのが特徴。踏み切りのタイミングを合わせる必要があるが「1月4日の試合後、5日に予選、6日に本戦と、ジャンプ本数をこなす時間がない」という。この台がW杯で使用されるのはジャンプ週間だけで、欧州選手に比べ、日本選手には経験が不足する傾向がある。

 (2)飛行曲線 深く彫り込まれたランディングバーンのインスブルックに比べ、ビショフスホーフェンはなだらかで、その分、飛行時に雪面との距離が近くなるという。「自分は低い飛行曲線だったので、終盤まで我慢が利かなかった」と船木。ただし「陵侑は高い飛行曲線を描いているので、クリアできるのでは」とも指摘した。

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