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【砂村光信 視点】サンウルブズ、視野広い中村入り攻撃に緩急

2019年02月24日 08:45

ラグビー

【砂村光信 視点】サンウルブズ、視野広い中村入り攻撃に緩急
<サンウルブズ・ワラタス>前半、インターセプトからファンデンヒーファーの先制トライをアシストするサンウルブズ・中村=右(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【スーパーラグビー第2節   サンウルブズ30―31ワラタス ( 2019年2月23日    秩父宮 )】 中村は体の強さに加え、帝京大時代にスタンドオフを経験しており視野の広さが特長。先週のシャークス戦ではSOパーカーだけが判断をしていたが、状況判断ができる中村が入ったことで、アタックに緩急が生まれた。前半のインターセプトからのトライも、その判断が光るプレーだった。ディフェンスでも周りとのコミュニケーションが生まれ、1人目が低く、2人目はボールに絡んでいけることで、ダブルタックルが機能していた。途中出場した松田が外側のプレーヤーと話し込む場面があったように、先週に比べてコミュニケーションが格段に高まったのが善戦できた要因だろう。スクラムを大きく改善させた33歳の山下とともに、この試合で初先発した2人の存在が光る内容だった。
 今季のサンウルブズは代表チームの強化と、今後のチーム存続という二兎(にと)を追う難しさがあり、現状では代表の主力選手は入っていない。そうした中で昨季4強のチームにこれだけの試合ができたのは、大きな自信になるだろう。 (元U―23日本代表監督)

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