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グリズリーズ渡辺 充実の1季目振り返る「自分を誇りに思う」

2019年04月12日 05:30

バスケット

グリズリーズ渡辺 充実の1季目振り返る「自分を誇りに思う」
<グリズリーズ・ウォリアーズ>デュラント(右)と競り合うグリズリーズの渡辺雄太(AP) Photo By AP
 【NBA今季最終戦   グリズリーズ132-117ウォリアーズ ( 2019年4月10日 )】 NBAグリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太(24)が10日、今季最終戦のウォリアーズ戦で約19分間プレーし、4得点4リバウンドをマークした。04年の田臥勇太(元サンズ)以来2人目の日本人NBA選手として、下部チームとの掛け持ちでフルシーズンを“完走”。世界最高峰で戦う充実ぶりと出番が少なかった悔しさを明かし、来季もNBAでのプレーを熱望した。
 今季最終戦を振り返って、と問われた渡辺は自らシーズンの総括を始めた。「来る前にいろいろ反対され、無理だ、通用しないと言われた。当然、納得いくシーズンじゃないけど、NBA選手としてシーズンを終えて、ここにいる自分を誇りに思う」。昨年7月、下部Gリーグのハッスルに所属しながら、一定期間NBAでプレー可能な契約で入団。最高峰リーグでは15試合の出場にとどまったが、田臥勇太が3カ月で解雇されたのに対し、最後までNBA選手だった。

 今季の1試合平均は2・6得点、0・5アシスト、2・1リバウンド。この日も6本続けてシュートを外し、第4Q残り3分にようやく初得点と課題は明確だ。「とにかく体を強くしないと、長いシーズンをやりきるのは難しい。シュートも高い確率で決めていかないと」。それでも、ハッスルでは移動の飛行機はエコノミー、グリズリーズでは専用機と格差を体験し、NBAへのモチベーションはさらに高まった。来季は未定だが「自分の位置がどの辺なのか、今季を通して分かることができた。このオフシーズンがとにかく楽しみでしょうがない」と前向きに話した。

 今季、NBAのコートに立った喜びとベンチの時間が長かった悔しさは「半々くらい」だったという。「来季は勝負の年。やらなければいけないことを徹底的にやって、序盤から行けるように」と表情を引き締めた。

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