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多田 今季初戦10秒22で2位、満足感なき社会人デビュー

2019年04月22日 05:30

陸上

多田 今季初戦10秒22で2位、満足感なき社会人デビュー
出雲大会男子100メートル決勝で力走する多田。10秒22で2位 Photo By 共同
 【陸上 出雲大会最終日 ( 2019年4月21日    島根県立浜山公園陸上競技場 )】 男子100メートルは17年世界選手権400メートルリレー銅メダルの多田修平(22=住友電工)が今季初戦に臨み、10秒22(追い風3.4メートルの参考記録)で2位だった。ケンブリッジ飛鳥(25=ナイキ)は予選レース中に左太腿裏がけいれんし10秒53で敗退。白石黄良々(22=セレスポ)が10秒21で優勝した。
 4月に住友電工に入社した多田の社会人デビュー戦は「満足のいく走りではなかった」という悔しい結果に終わった。3月中旬に左太腿を負傷。補強中心の練習で3、4週間は全力で走ることができなかった。故障明けのレースを「まずはケガなく終われて良かった」と振り返りつつ「今は力を使っている。スタートからもっと軽やかに加速に乗れたら」と課題を挙げた。

 一方で「足が(後ろに)流れて地面を捉えられていなかった」という昨季からは接地時間が短くなり、成長を実感。ピークを合わせる5月のゴールデングランプリ(大阪)、6月の日本選手権(福岡)へ「これから試合を重ねて切れが出てくると思う」と手応えを得た。

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