大坂 自滅から逆転負け…クレー自己最高4強入り果たせず世界1位陥落の可能性も

2019年05月10日 05:30

テニス

大坂 自滅から逆転負け…クレー自己最高4強入り果たせず世界1位陥落の可能性も
女子シングルス準々決勝で、ポイントを奪われさえない表情の大坂なおみ Photo By 共同
 【テニス マドリード・オープン ( マドリード )】 9日の女子シングルス準々決勝で、第1シードの大坂なおみ(日清食品)は世界ランキング18位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦。6―3、2―6、5―7で逆転負けを喫し、先月のポルシェGP(ドイツ)に並ぶクレーコートのツアー大会自己最高の4強入りはならなかった。
 8日に行われた男子ダブルス2回戦で錦織圭(日清食品)フアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)組はジェイミー・マリー(英国)ブルノ・ソアレス(ブラジル)組に6―7、2―6で敗れた。

 大坂は第1セットを6―3で奪いながら、自滅から逆転負け。1月に立った世界ランキング1位の座から陥落する可能性も出てきた。同じ97年生まれのベンチッチとは過去1勝1敗。12度のブレークポイントは4度しかものにできなかった。最終セットは5―4でサービスゲームを迎えたが、弱気の虫がのぞき5―7とされた。赤土でのフットワークは徐々に向上し「良くなっている」との手応えはあった。欠けているのは、それを勝利につなげる精神力だ。

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