松山、上々16位発進「狙ったわけじゃない」も上昇イーグル
2019年06月15日 05:35
ゴルフ
「そうですね。よかったと思います」
出だしの10番でいきなりボギーを叩いた。グリーン左奥のラフからエッジギリギリを狙った第3打が、紙一重の差でミスとなり、すぐ目前のラフに。不穏な空気が漂ったが、続く11番で2メートルのバーディーパットを沈め、14番では花道から残り45ヤードの第3打を、足の長いアプローチで流し込んで上位陣の仲間入りを果たすイーグル。クラブを持った右手を上げて大歓声に応えたが、偶然の産物に一喜一憂はしない。「狙ってたわけじゃないんで」とこの時、見せた笑顔もほんの一瞬で消えた。
その後はもみ合いの一日。16番で2メートル、17番で1メートル、5、8番では3メートルのバーディーチャンスを外した。今季から取り組んでいるスタンスの広さを肩幅に狭めた新パッティングスタイル。グリーン表面に微妙な凹凸を生むポアナ芝との格闘に答えを見いだせないまま初日を終えたが、首位とは4打差。最終9番で3メートルのパーパットをねじ込んだことで2日目につながる上昇機運を自らつくり出した。
同じ16位グループには大会史上2人目の3連覇を目指す世界ランク1位ケプカ、世界2位D・ジョンソンはさらに2打後方の40位グループにいる。世界の覇権を争う猛者たちが動きだすのはこれから。「やることは変わらないんで」ポアナ芝攻略に活路を見いだしながら松山もさらにギアを上げていく。
≪初日60台は14年以来2度目≫松山が世界4大メジャーの初日に60台をマークしたのはこれが6度目。全米オープンでは14年大会で69を記録して以来2度目。これまでのラウンド別平均ストロークは第1日が71・81、第2日が70・85、第3日が71・43、最終日が70・39。初日につまずくケースが多かったこれまでのメジャーを考えれば、上々の滑り出しだ。
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