朝乃山 三役昇進ならず「残念」 初の上位戦へ意気込み「横綱に引かせる相撲を取りたい」

2019年06月24日 11:18

相撲

朝乃山 三役昇進ならず「残念」 初の上位戦へ意気込み「横綱に引かせる相撲を取りたい」
大相撲名古屋場所の新番付を持つ朝乃山 Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付発表が24日あり、夏場所での幕内優勝を受け、東前頭筆頭に番付を上げた朝乃山(25=高砂部屋)が愛知県蟹江町で会見し、意気込みを語った。
 夏場所は西前頭8枚目で12勝。一気に新三役の可能性もある好成績だったが、上位に勝ち越しが多く据え置かれた。「三役に届かなかったのは残念ですが、やっとここまでこれた。急に上がるよりは地道にいこうかな」と切り替えにつとめ、長く待望してきた横綱戦へ向け「横綱とやるときは、自分の力を出し切っていきたい」と決意を語った。

 具体的に取り口もイメージするのか「相四つでがっぷりになったら負ける。勝ち負けにこだわらず、前へ出て横綱に引かせる相撲を取りたい」と本場所での対戦を思い描いた。

 夏場所での優勝後、同じ富山県出身アスリートが脚光を浴びた。米プロバスケットボールNBAのドラフト会議で、ウィザーズから日本人初となる1巡目指名を受けた米ゴンザガ大の八村塁(21)。会ったことも話したこともない後輩の快挙に地元では号外も発行された。

 「僕の優勝は消されました」。そう冗談めかした朝乃山は「刺激になった。並んだら小さく見えるでしょうね。年下なんで負けたくない」と笑顔。場所後は故郷富山市や第2の故郷という大学時代を過ごした大阪府東大阪市での優勝パレード、富山県射水市での合宿と多忙を極めたが、「初の上位で雰囲気も違ってくる。いかに自分の相撲が取れるかが勝負」と改めて決意を語った。

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