ソフト日本代表 敗戦の中で勝股キラリ “上野二世”が見せた片りん

2019年06月24日 05:00

ソフトボール

ソフト日本代表 敗戦の中で勝股キラリ “上野二世”が見せた片りん
3回から3番手で登板した勝股 Photo By 共同
 【ソフトボール女子・日米対抗第2戦   日本2―7米国 ( 2019年6月23日    仙台市・シェルコムせんだい )】 日本代表は投手陣が乱れて2回に大量7失点を喫し、米国代表に2―7で敗れた。
 光明は3番手で登板した勝股美咲投手(19=ビックカメラ高崎)。強気の内角攻めで、3回からの4回を1安打無失点、3奪三振に抑えた。通算1勝1敗。あす25日の最終戦は東京ドームで行われる。「弱気は最大の敵」という格言は投手の基本精神なのだろう。19歳右腕の勝股が、ストライクゾーンへボールを投げ込む。追い込んでからはライズボールとチェンジアップを決め球にして、いきなり連続三振を奪った。

 先に投げた2人は、強力米国打線を怖がるようにして四球で塁を埋め、大量失点を喫した。その真逆をいく快投で3回からの4回を1安打無失点。敗戦の中の希望になった。

 「スピードじゃなくてコントロール。全ての球種で捕手の要求に応えられるボールを投げることが大事」

 抑えた要因を頼もしく答えた。捕手が構えたところに決まらなければ、投げられるまでやり直し。練習で制球にこだわってきた成果は、ズバッと突いた内角の精度にも表れた。

 宇津木麗華ヘッドコーチは「以前は内角をビビって投げていた。厳しいところに投げられるようになった」と成長を認めた。5月のアジア杯で最優秀投手賞に輝き、今季リーグ戦で初完封をマーク。成長著しい大器は「強気」という武器を手にして、一皮むけそうな気配だ。

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