玉鷲「もっと怒らせようと…」新小結・竜電をしごく 連合稽古で異例の連続5番
2019年06月28日 16:19
相撲
玉鷲は竜電を引っ張り出した理由について「どんな意識でやっているのか分からないが、もっと怒らせようと思った。いいところをもっと生かしてあげたかった」と説明した。竜電は初土俵から所要79場所での新三役で、史上10位のスロー昇進。一方、モンゴル出身の玉鷲は15年春場所での新小結昇進が、外国出身力士では最も遅い所要66場所での新三役だった。苦労を経て三役に上がった経験があるだけに、一門の先輩力士として奮起を促したいという思いがあったようだ。相手にしっかり稽古をつけたことで「自分も負けないようにしたい」と活躍を期した。
竜電は27日の連合稽古で高安との三番稽古を含めて21番取ったが、この日の番数も関取衆では最多の21番(11勝10敗)に上った。玉鷲との激しい稽古は「まあまあでした」と淡々と振り返り、「明日からしっかりやっていきます」とさらなる精進を約束していた。
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