サニブラ頂く!9秒台バトル いざ桐生と直接対決、28日100メートル決勝
2019年06月28日 05:30
陸上
予選、準決勝ともにスタートで出遅れたが、そこから一気に挽回するサニブラウンの走りに会場中が固唾(かたず)をのんだ。予選からピストルとのタイミングが合わず、準決勝は修正しようと音を聞きすぎてまたも出遅れ。「みんなスタートが早い」と舌を巻いたが、中盤から後半のサニブラウンの爆発力は他の選手を圧倒した。
日本新記録をひっさげて、20日に日本の地を約1年半ぶりに踏んだ。帰国後は日本選手権に向けて都内で調整を行う一方で、先輩や旧友とも再会。中高一貫の城西中時代から高校の先輩たちに可愛がられながら育った“お兄ちゃん子”だけに「懐かしい話をしました」とリフレッシュした。米国留学中から渇望していた日本食も堪能。帰国直後には「食べたいものがありすぎる」と話していたが、友人の父親が経営するという都内高級ホテル、雅叙園内のレストランで食事をごちそうしてもらうなど、心身ともに万全の状態で今大会に臨んだ。
決勝は同じ9秒台ランナーの桐生と決着をつける。過去の対戦成績は1勝1敗の五分。初対戦となった16年のゴールデングランプリでは桐生が10秒27で4位、サニブラウンが10秒34で5位だった。2戦目は17年日本選手権。サニブラウンが10秒05の大会記録で優勝し、桐生は10秒26で4位に沈んだ。
9秒台ランナーとして2人が相対するのは今回が初めて。サニブラウンが日本新記録をマークしたことで桐生も「練習をサボらなくなった。甘さがなくなった」と刺激を受けている。「陸上が人気になっていてうれしい」とサニブラウン。日本のトップを走る2人の直接対決でどんな化学変化が起こるのか。博多決戦を大いに沸かせる準備はできている。
○…会場の博多の森陸上競技場は昨年トラックのタータンを一新したことで走りやすい状況だという。福岡陸協関係者によると、すり鉢形の競技場のため、風が巻く傾向にあるが、風が強い場合にはホームストレート脇にあるシャッターを閉める可能性もあるという。通常は夜間になると競技場周辺の風はほぼ無風状態になる。福岡管区気象台によると男子100メートル決勝が行われるきょう28日の最高気温は29度。曇りで午後8時ごろは北西の風4メートルと予想されており、選手にとってやや向かい風になりそうだ。
おすすめテーマ
スポーツの2019年06月28日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
JGA幹部のカート接触で3W真っ二つ…古江彩佳 ショックで涙止まらず「もっと強くならなきゃと…」
-
“ジャンボ軍団”西郷真央 逆転で日本女子アマ制覇!「精神的に強くなって」初の日本タイトル
-
大関復帰の栃ノ心 カド番・貴景勝へ助言「若いからちゃんと治したら勝てる」
-
やり投げ 北口榛花が大会新V!世界選手権切符に「すごくホッとした」
-
玉鷲「もっと怒らせようと…」新小結・竜電をしごく 連合稽古で異例の連続5番
-
レイカーズのジェームズが背番号23を新加入のデービスに譲渡 自身は6番に変更
-
畑岡奈紗 連覇に向けて気合「楽しみな気持ちでプレーできる」
-
男子100メートル決勝 後半無敵のサニブラが中心 桐生、小池は主導権を握れるか
-
ウィザーズがレイカーズから3選手を獲得 レ軍はデービスに続いてさらなる大物獲得へ
-
松山英樹、首位と5打差の33位「もう少しショットが良くなれば…」
-
谷川航、個人総合で跳馬の大技投入へ「使っていきたい」
-
八村「練習再開できて良かった」 本拠地でミニキャンプ終了
-
サニブラ頂く!9秒台バトル いざ桐生と直接対決、28日100メートル決勝
-
男子100メートル 桐生祥秀、2着も視線は決勝のみ「60メートルで追うのをやめた。通ればいいかな」
-
男子100メートル ケンブリッジ故障から復調気配「ちょっとずつだが、前進している」
-
男子100メートル 多田修平、10秒21で決勝進出も「優勝を目指している。切れも足りていない」
-
男子100メートル 本職200メートルの飯塚が全体7位で決勝へ「メンバーが凄いんでしびれます」
-
女子100メートル 土井杏南がトップ通過「先頭を走るのは気持ちいい」
-
男子100メートル 小池祐貴10秒09で決勝へ「ストップ・ザ・サニブラ」1番手に名乗り
-
八村、背番号は「8」!ウィザーズ伝統の番号継承、初代は殿堂入り名センター・ベラミー氏
-
八村、ミニキャンプでキレキレプレー 首脳陣がメディアが大絶賛
-
男子3000メートル障害 塩尻和也、自己ベストで世界選手権参加標準記録突破
-
男子走り高跳び 戸辺直人4年ぶり優勝で代表内定1号「東京五輪で金メダルを」
-
競泳 松元克央、200メートル自由形日本記録照準「日本記録を出せばメダルも見えてくる」
-
欅坂46・菅井友香が馬術の魅力熱弁「選手と馬の信頼関係に尽きる」
-
フェンシング・朝長なつ美 五輪テスト大会で日本人1位「日本で競技してるのが変な感じ」
-
11月卓球チームW杯 16歳張本「今年は自分が引っ張れるように頑張りたい」
-
東京五輪でのボクシング開催 リオ代表の成松大介「ホッとしたのと、いよいよだなという気持ち」
-
東京五輪暑さ対策 過去禁止のペットボトル飲料持ち込み検討
-
高安「今、波に乗っている力士」三番稽古に竜電を指名 辛抱強く攻め8勝2敗
-
朝乃山、初の出稽古8勝3敗「普段できない関取」御嶽海には手応え1勝1敗
-
錦織、エキシビジョンマッチにストレート勝ち 7・1ウィンブルドンへ心身万全
-
19歳菅沼、67で自身初の首位 オフの風対策奏功「バーディーを狙える位置が多かった」
-
JOC山下新会長、東京五輪直前異例の就任も「心を一つに大会を成功に」
-
東京五輪・パラ組織委員会の森会長「JOCと日本スポーツ協会をもう一度、一本化を」
-
高3の和久井麻由、通算14アンダーで単独首位 日本女子アマ選手権
-
奈紗、米ツアー初優勝の大会 連覇目指す 米女子アーカンソー選手権
-
94年生まれ阿炎&炎鵬仲良しトークショー 炎鵬、新小結と「対戦できるように白星を積み重ねて倒したい」
-
原英莉花、ノーボギー67で今季2度目の首位発進 前日練習ラウンド回れず「逆に気が引き締まった」
-
愛、風に流され4打差16位発進「30点。ショットもパットも全然悪くないのに…ほんまストレスたまる」
-
岩田寛、地元東北でビッグスコア 63で首位発進「優勝争いしたい」
-
遼、出入り激しく63位発進も予選通過へ「悪い感じではなかった」
-
止まる快感に至高の打感をプラスしたウエッジが新登場!
-
全米オープン覇者のウッドランドが着用する帽子を2名にプレゼント
-
ラグビー界の最速スプリンター・福岡堅樹 陸上日本選手権での9秒台「出してもらえれば励みに」
-
高校ラグビー、全国大会史上最多の64校で実施へ