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JOC山下新会長、東京五輪直前異例の就任も「心を一つに大会を成功に」

2019年06月28日 05:30

五輪

JOC山下新会長、東京五輪直前異例の就任も「心を一つに大会を成功に」
日本オリンピック委員会の新会長に選出され、記者会見する山下泰裕氏 Photo By 共同
 日本オリンピック委員会(JOC)は27日、東京都内で評議員会と臨時理事会を開いて役員を改選し、全日本柔道連盟(全柔連)会長の山下泰裕氏(62)を新会長に選出した。20年東京五輪招致疑惑でフランス司法当局の捜査対象となっている竹田恒和氏(71)は、任期満了で会長を退任した。
 理事会後に会見に臨んだ山下新会長は「東京五輪・パラリンピックを間近に控えたこの時期に会長に就任する責任の重さを痛感している。心を一つにして、大会を成功に導いていかなければならない」と所信表明。東京五輪では金メダル30個を目標に掲げる。「選手が日本代表の誇りと自覚を持って、思い切り自分の夢に挑戦すれば目標達成は十分可能」と期待を込めた。
 東京五輪開幕まで1年余りとなった中でのトップ交代は極めて異例。当初は歴代最長の約18年にわたって会長を務めてきた竹田氏の続投が既定路線だったが、国内外で批判が高まり退任に追い込まれた。山下新会長は竹田氏について「潔白を信じている。必ずやそういう判断が下ると思っている」と話した。

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