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【林享の目】瀬戸大也、周りに惑わされず徹底した自分のレース

2019年07月25日 09:00

競泳

【林享の目】瀬戸大也、周りに惑わされず徹底した自分のレース
懸命に泳ぐ瀬戸(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【水泳 世界選手権第13日 ( 2019年7月24日    韓国・光州 )】 瀬戸は周りに惑わされず自分のレースに徹したことが自己ベストでのメダルにつながった。準決勝まででミラクが強いことは分かった上で、他の選手とのメダル争いに考えを切り替えていたと思う。レクローらが前半飛び出したが、瀬戸は慌てず自分のペースを守った。最後は瀬戸が追い上げたように見えたが、実際はレクローらがバテて落ちてきたところを捉えた形だった。
 これまで25秒かかることが多かった最初の50メートルをリラックスした大きな泳ぎで、24秒台で入れたことも大きかった。楽に前半をクリアしたことで後半の失速を抑えられた。

 200メートル個人メドレーの予選、準決勝もあるきつい一日だったが、次は決勝1レース。前回金メダルのケイリシュとの争いが予想されるが、彼は絶好調ではなさそうだ。瀬戸は調子がいいだけに、まだタイムは上がる。非常に楽しみだ。(92年バルセロナ五輪100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督)

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