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渋野、異国の観衆も味方につけた“笑顔の哲学”「どんなに困っても何とかなる」

2019年08月06日 08:30

ゴルフ

渋野、異国の観衆も味方につけた“笑顔の哲学”「どんなに困っても何とかなる」
15番、青木コーチに笑顔で引っ張ってもらう渋野(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【米女子ゴルフツアーAIG全英女子オープン最終日 ( 2019年8月4日    ミルトンキーンズ ウォバーンGC=6756ヤード、パー72 )】 【記者フリートーク】最初に渋野を取材したのは4月のフジサンケイ・レディースだった。「この選手、プレー中にいつも笑っている」。特に注目していなかったのに、屈託のない笑顔が気になって仕方がなかった。質問をぶつけた。「いつも笑っているけど、その理由は?」。見事に答えははぐらかされたが、まるで人ごとのように振る舞うキャラクターにいつのまにかとりこになってしまった。
 渋野は言う。「どんなに困ってトラブルになっても、笑顔でいれば何とかなると思えるようになった」。常に「笑顔」を振りまき、一緒に回る選手、ギャラリー、報道陣をも「渋野ワールド」へと導く。それが決して嫌みに映らず、自然体で行われていることにも共感を覚える。英国の地でも観衆、報道陣を味方につけ「まるで日本にいるみたい」と普段着のゴルフを貫いた。笑顔は周囲をも幸せにする。スポーツ史に残る快挙に腰を抜かすと同時に、渋野の「勝負哲学」を垣間見た。(ゴルフ担当、スポーツ部専門委員・黒田健司郎)

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