八村奮闘&渡辺復帰も日本は黒星 ニュージーランドに17点差で完敗
2019年08月14日 21:11
バスケット
渡辺も第1Qの1分37秒に正面からのジャンプシュートを成功。足首捻挫の影響は見せなかった。FTも4本すべて決めて前半では6得点。しかしニュージーランドはマンツーマンに加え、随所で「1―3―1」のゾーン・デフェンスで対抗。日本に前半だけでターンオーバーを10回誘発させて流れを変えた。
日本は前半だけで8本の3点シュートを決められ(試投19本)、戻りの遅さなどをつかれて61失点。第3Q途中で最大20点差をつけられながら、馬場雄大(23=A東京)の攻守にわたる活躍などでいったん8点差にまで縮めたが反撃もここまでだった。
ニュージーランドにはFGを79本(成功39本)、3点シュートは37本(成功13本)も打たれるなど、シュートまで持っていかれるケースがあまりにも多く、結局3ケタの失点となった。2ケタ点差での敗戦は2017年11月27日のオーストラリア戦(W杯1次予選=58―82)以来。ターンオーバーも国際試合では致命的な14本を数えており、フリオ・ラマス監督(55)は「前半はほとんど相手にコントロールされたし、修正すべき課題は残されている」とコメントした。
八村は結局、26分の出場でFGの成功は15本中6本(3点シュートは3本中2本)で19得点。ファジーカスは17得点、馬場はFT10本と3点シュート1本による12得点を記録した。
なお日本日本代表は22日にアルゼンチン(世界ランク5位)、24日にドイツ(同22位)、15日にチュニジア(同51位)と親善試合で対戦。W杯1次予選の初戦(9月1日=上海)では、今月5日の親善試合で世界ランク3位のフランスを74―69で倒しているトルコ(同17位)と激突する。
▼八村塁 相手は自分に厳しいマークをしてきた。でも後半は切り替えることができた。前半負けているのはW杯でもあると思うし、いい練習ができたと思う。(初戦35得点も第2戦は19得点)
▼渡辺雄太 きょうは「出れればいいな」と思っていた試合。最初から(出場は)10分と決められていたけれど、みんなと一緒にプレーできて楽しかった。(捻挫から12日目。11分の出場で6得点もターンオーバーは3回)