北勝富士 白鵬撃破で6個目金星 観戦両親の前で歓喜 

2019年09月09日 05:30

相撲

北勝富士 白鵬撃破で6個目金星 観戦両親の前で歓喜 
寄り切りで白鵬を破った北勝富士は懸賞を受け取る(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所初日 ( 2019年9月8日    両国国技館 )】 昨年初場所以来の白鵬撃破で、北勝富士は両手をパチンと叩いた。会心の相撲だったが、狙い通りの内容ではなかった。「差させなかったのは良かったが右が入っちゃった。それはよろしくない」と言うように、敗れた名古屋場所と同じ形になった。違ったのは直後の攻めだった。「あれで止まったらゲームオーバー」。休まず出て、観戦に訪れた両親の前で金星を得た。
 「巡業でいい稽古ができたから無駄にならないように」と、場所前は時津風一門連合稽古に一門外から参加した。その真摯(しんし)な姿勢が実を結んだ。劇団四季をこよなく愛し、最も好きな「ライオンキング」の観劇は6回に及んでいるだけに「金星も6個目」と気を良くしていた。

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