太田忍 東京五輪目指し67キロ級への階級変更を表明「もう60に用はない」

2019年09月18日 02:11

レスリング

太田忍 東京五輪目指し67キロ級への階級変更を表明「もう60に用はない」
<レスリング世界選手権2019・4日目>男子グレコローマン60キロ決勝、スタンドから声援を送る太田(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【レスリング世界選手権第4日 ( 2019年9月17日    カザフスタン・ヌルスルタン )】 東京五輪予選を兼ねて行われ、男子グレコローマンスタイル非五輪階級の63キロ級で金メダルを獲得した太田忍(25=日体大)が、60キロ級の文田健一郎(23=ミキハウス)の代表内定を受け、67キロ級で東京五輪を目指すことを表明した。
 日体大の後輩・文田がメダルを逃せば主戦場の60キロ級で五輪への道が開けたが、希望は絶たれた。気持ちの切り替えは「まだ全然できていない」という中でも、「もう60に用はない。60だったら金メダルは堅いと思っているけど、自分はもうそれができないので。67は世界チャンピオンが僕を入れて6人。レベルの高い試合で勝ったらもっと格好良い」と決意を示した。

 今大会の67キロ級は太田がリオデジャネイロ五輪59キロ級の決勝で敗れたイスマエル・ボレロ(キューバ)が制しており「ボレロが証明してくれた。僕にできないわけがない」と語る。日本は67キロ級で五輪出場枠を確保できなかったため、12月の全日本選手権で優勝して来年のアジア予選などで出場権獲得を目指す。残り3カ月と時間はないが「まず体をつくる。ストイックな食事と良い練習をすれば間違いなく体はできてくる。やる価値はあるし、やらなきゃいけない」と引き締めた。

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