師匠のもろ差し 鶴大輝、追悼白星「情けない相撲取りたくなかった」

2019年09月18日 05:30

相撲

師匠のもろ差し 鶴大輝、追悼白星「情けない相撲取りたくなかった」
取組後に師匠の井筒親方との思い出を語った鶴大輝 Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所10日目 ( 2019年9月17日    両国国技館 )】 井筒部屋所属の序二段・鶴大輝(かくたいき)が亡き師匠に白星をささげた。1勝3敗で迎えた5番相撲で、逆鉾をほうふつさせるもろ差しからの一気の攻めで寄り切った。取組後は「やっぱり師匠が…」と話した後に絶句。
 涙をこぼしながら「天国で見ていてくれるはずだから情けない相撲は取りたくなかった。教え通り、一発のもろ差しでいこうと思っていた」と言葉を絞り出した。井筒親方には相撲内容に注文をつけられることが多かったが「今日ぐらいは褒めてくれるかも」とうなずいた。

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