ラグビー日本代表・レメキ W杯前の壮絶なリハビリ生活を告白「ヤバイ!歩けない!」…支えたのは家族
2019年11月06日 20:39
ラグビー
右ひざの前十字靭帯断裂だった。「ヤバイ!歩けない、立てない!」。すぐに手術を受けることになった。
2012年に結婚した3歳年上の妻、恵梨佳さん(33)が自宅の三重から大阪の入院先へ向かい、毎日看病に努めた。「(夫は)悔しそうな感じもありましたが、足のスピードが戻るのか不安そうにしていた」という。
レメキは半年に及んだリハビリを「メチャクチャきつかった」と回想するが、「子どもたちに俺の強さ、ラグビーを見せたい。W杯で活躍する姿を見せたい」との思いが支えとなった。
レメキ家は6人家族。7歳を筆頭に4歳、1歳の男の子3人と、生後4カ月の長女がいる。番組では、W杯の期間中、4児の子育てに奮闘する恵梨佳さんに密着した。
日本代表が連勝で迎えたサモア戦を恵梨佳さんたちがスタンドで観戦、レメキはノートライだったが、フォアザチームの活躍でこの試合の「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選ばれると、「トライより正直うれしい」と家族全員で大興奮した。
ベスト4をかけた南アフリカ戦でレメキは後半から出場。残念ながら強豪国の厚い壁の前に日本の快進撃もストップさせられたが、レメキはノーサイド後、スタンドで観戦していた長男、次男を、たった今ままで父が激闘を繰り広げたグラウンドにおろし、一緒に一周した。
その姿を見て、恵梨佳さんは「言葉にならない」と涙をうかべ、長男は「(お父さんは)カッコよかった。ラグビーが好きになった。僕もW杯に出たい」と語った。
レメキは、首筋に漢字で「家族」のタトゥーを入れていた。スポットライトを浴びた桜戦士だけではなく、家族もともに戦ってきた証だった。
◆レメキ・ロマノラヴァ 1989年1月20日生まれ、ニュージーランド・オークランド出身の30歳。ランコーン高から19歳で来日。キヤノン、マツダを経て14年ホンダ入り。同年に日本国籍を取得し、16年リオデジャネイロ五輪7人制代表。愛称は「マノ」。1メートル77、92キロ。
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