八村がジェームズと初対決 前半8得点もデービスに2度のブロック浴びる
2019年11月30日 13:37
バスケット
しかしティップオフ直後に“カウンターパンチ”を見舞ったのは八村。開始28秒、左のコーナーからマッチアップしていたジェームズのマークをかわしてここのところ精彩を欠いていたジャンプシュートを成功。その19秒後にはリバウンドをキープしたあと、1人でボールを持ち込み「コースト・トゥ・コースト」でレイアップを決めた。さらに3分11秒にはブラドリー・ビール(26)のパスを受けてゴール下でのシュートをねじ込んだ。このあと再びゴール下でシュートを成功。開始4分14秒で早くも8得点を稼いだ。ディフェンスでマッチアップしていたデービスにはダンクをブロックされたが、その一方でデービスが試みたペイント内でのシュートは2度阻止。今季好調のレイカーズに堂々の戦いぶりを見せた。
ウィザーズは八村の活躍もあって開始早々で9―0とリード。しかし19―16から連続17失点を喫してリズムを失い、八村はこのクオーターの残り2分29秒にベンチに下がった。
第2Q、八村は5分16秒からコートに復帰。残り1分42秒には左サイドから意表をついてドライブインからのシュートを試みたが、ここでもデービスに背後からボールをはたかれた。前半はとレイカーズが70―49と大量21点をリード。八村の得点は第1Qの滑り出しだけで、16分の出場で5リバウンドをマークしている。
レイカーズは9連勝中でフィールドゴールの成功率(48・2%)はウィザーズと並んで1位。両者が対照的なのは得点1位(119・4)で失点ワースト(30位=120・8)のウィザーズに対してレイカーズは得点12位(112・2)ながら失点は3位(103・6)となっているところだろう。得失点差はウィザーズのマイナス1・4に対してレイカーズはプラス8・6。要所で「追い込める」、もしくは「逃げ切る」展開にきっちりと持ち込めるところが今季の特徴で、それがレイカーズの快進撃の要因になっている。ジェームズの11・0アシストとデービスの2・82ブロックショットはどちらも今季のリーグ1位。得点以外の部門で上位に顔を出す選手がいるところに強さがにじみ出ている。
レイカーズに立ち向かった今季のドラフト1巡目指名の選手たちはことごとく敗北。八村と同じゴンザガ大出身のフォワード、ブランドン・クラーク(23=21番目指名)と全体2番目指名のガード、ジャー・モラント(20)は91―120、108―109で2戦2敗となっている。
ホークスに全体4番目で指名されたフォワードでバージニア大のNCAAトーナメント優勝に貢献したディアンドレ・ハンター(21)も11月17日にレイカーズと対戦したが、ジェームズに33点と12アシストを許して101―122で敗れ、自身は34分で11得点にとどまった。
出場した今季の新人選手の中で、今季レイカーズ戦での勝利を経験しているのは11月10日にロサンゼルスで113―104で勝ったラプターズの控えガード、テレンス・デービス(22)とマット・トーマス(25)のドラフト外入団コンビだけ。今季の“エリート・ルーキー”をことごとくつぶしてきたあたりに、ジェームズの意地とプライドが見え隠れしている。
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