“世界新”の羽生結弦「新たな表現の手法」トーループにアレンジ

2019年12月20日 23:21

フィギュアスケート

“世界新”の羽生結弦「新たな表現の手法」トーループにアレンジ
<フィギュア全日本選手権第2日>男子SP、演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2019年12月20日    東京・国立代々木競技場 )】 男子ショートプログラム(SP)で、4年ぶり出場となった羽生結弦(ANA)は110・72点をマークして首位発進した。今大会は国際連盟公認大会ではないものの、18年ロシア杯で自身が記録した世界最高の110・53点を超えた。
 これまで4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、トーループの4-3回転の順で跳んでいたSPだが、この日はトーループを2番目に跳び、最後にアクセルを跳んだ。「GOEを稼ぎたいという狙いで」。思惑通り、3つのジャンプの出来栄えで計11・27点もの加点を引き出した。

 ジャンプの順番を入れ替えたことで、羽生はもう1つのテーマを抱いていた。曲調などにも合わせ、2番目のジャンプはエッジ系が好ましいと分析。この日、2番目に跳んだトーループはエッジ系ではなく、跳ぶ際につま先(トー)を突く。

 そのため、「ガっていうトーループの跳び方じゃなくて、ちょっと軽めのトーの突き方でトーループを跳んで、アレンジをちょっとしている。新たな表現の手法かなと思えた」と説明。羽生ならではのこだわりが、圧巻パフォーマンスに隠されていた。

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