絶対王者リネール倒し思わずガッツポーズ 井上監督「未熟でした」
2020年02月11日 12:19
柔道
現役時代には2000年シドニー五輪の100キロ級を制した井上監督。決勝では完璧な内股を決め、仰け反るように両手を突き上げるガッツポーズを繰り出した瞬間は、日本のスポーツ界の名場面に数えられる。一方で指導者としては柔道の礼節を重んじ、選手たちにもその教えを説く。今回は思わず出てしまったものだが、「瞬間的にしかやっていない。でもダメですね。未熟でした」と話した。
井上監督自身、現役時代には若かりし頃のリネールと2度対戦し、いずれも敗れた。今もって世界の最前線で戦う日本柔道界のライバルに対し、「10年間、勝ち続けてきたことは偉大な記録」と敬意を表すとともに、「間違いなく調子を上げて東京五輪に出てくると思う」と警戒を強めた。