八村が“MSG”デビュー スポーツ&音楽の殿堂で8得点 球宴前最後の試合
2020年02月13日 11:57
バスケット
八村は第1Q、放った最初の3本のシュートは失敗したが、7分53秒に自身が外した3点シュートのあとにつながったプレーで、トロイ・ブラウンJR(20)のアシストを受けてダンクを成功。これがこの試合の初得点となった。第2Qは4分6秒からコートに戻ったが、8分26秒に2つ目の反則を犯したためにベンチへ。前半は12分の出場で2得点、2リバウンドという内容だった。
後半に入ると開始1分14秒で2本のシュートを成功。5分30秒にはフリースローを2本とも決めて8得点目を記録した。勝負どころの第4Qは95―85で迎えた残り5分18秒から出場。復帰後5戦目で初めて2ケタ得点を記録できなかったが、攻守両面でチームに貢献した。
ウィザーズの3点シュート成功は28本中10本だったものの、ニックスが23本中3本とシューティングに精彩を欠いた形。ブラドリー・ビール(26)が30得点を稼いでウィザーズをけん引した。
MSGは1968年2月に開場となり、現在はNBAニックス、NHLレンジャーズのホームアリーナとなっている。故ジャイアント馬場やマイク・タイソンといったプロレスやボクシングのスターたちもここで試合を行っており「格闘技の殿堂」としても有名。2016年3月には、現在NBAグリズリーズでプレーしている渡辺雄太(25)が所属していたジョージタウン大が、MSGで開催されたNIT(全米招待)で優勝し、日本のスポーツ選手にとっても縁の深いアリーナとなった。
1998年の映画「ゴジラ(米国版=ローランド・エメリッヒ監督)」では“親ゴジラ”の産卵場所として登場。音楽界でもビリー・ジョエルや日本の「ラウドネス」「オルケスタ・デ・ラ・ルス」、「X JAPAN」などがコンサートを行っており、世界のエンターテイメントの「メーンステージ」としても機能している。
なお八村はオールスターウィークエンドの14日に行われるライジング・スターズ(1年目と2年目の選手が対象に「チーム・ワールド(世界選抜)」の一員として出場する。
<八村の全オフェンス>
▼第1Q
(1)1分49秒・ペイント内でフローター=×
(2)2分36秒=ドライブインからゴール下=×
(3)7分48秒・右コーナーから3点シュート=×
(4)7分53秒・ゴール下で両手によるダンク=〇(アシスト・ブラウンJR)
▼第2Q
(5)5分57秒・正面からのドライブインで左手によるレイアップ=×
▼第3Q
(6)33秒・ペイント右サイドからジャンプシュート=〇
(7)1分14秒・速攻からゴール下=〇(アシスト・ボンガ)
*1分14秒・フリースロー1本=×
*5分30秒・フリースロー2本=〇〇