米ツアーでも取り入れられている遠心力打法を紹介
2020年03月27日 05:30
ゴルフ
「腕力を使ってダウンブローに振るとケガをしやすくなります。パワーがない人なら、なおさら遠心力を使った方が効率良くボールに力を伝えられます」。遠心力が大きくなれば、インパクト時のパワーも増す。そのためにはまず軸を安定させる必要がある。コマの芯がブレなければ、スピードが上がり、効率良く回転するのと同じ理屈。そのポイントとなるのが体重移動だ。体重移動が小さければ、軸の揺れも小さくなる。「体重移動のイメージはバックスイングで右足踵(かかと)、ダウンからインパクトにかけて左足踵。右足踵→左足踵と足踏みするように軽く体重移動します」
ダウンスイングでは地面を強く踏み込まない。軸を揺らさず、遠心力を支える意識を持って振る。そうすればスイングは自然にフラットになる。では、その打ち方を身に付けるための練習方法とアドレスを紹介しよう。
【準備運動】1・脇腹のストレッチ クラブを持ち上げ右脇腹を伸ばすように上半身を左に傾ける(写真(1))。次に左脇腹を伸ばし右に傾ける。それぞれ5秒静止。慣れてきたら10~20秒。
【準備運動】2・腰、背中のストレッチ クラブを腰に当て、腰を旋回させる(写真(2))。右、左回り5回ずつ。
【準備運動】3・肩周りのストレッチ クラブを持ち、右手を背中の後ろで伸ばす(写真(3))。同じように左手を背中の後ろで伸ばす。5~10秒静止。
【ホースを振る】両足を肩幅ほど広げ、左右に振る。大きく体重移動すると意味がない。右に振ったときに右足踵、左に振るときは左足踵と足踏みするリズムで軽く体重移動。野球のスイングのように腰の高さで振る。毎日5分。時間がなければ1分でもOK。
【アドレス】1・グリップ 左手のナックルが上から2つほど見えるストロンググリップで握る(写真(4))。
【アドレス】2・ボールの位置 左足爪先の前に置く。左足踵の延長線上だと軌道がダウンブローになりやすい。爪先の前ならインパクトポイントが若干遠くなり、フラットなスイングになる。
少しでも飛距離を伸ばしたいゴルファーは、一度この“遠心力打法”を試してみてはいかがだろうか。
◆常住 治臣(つねずみ はるおみ)1981年(昭56)12月15日生まれ、東京都出身の38歳。5歳でゴルフを始め、米マーセッド・カレッジ留学を経て、12年日本プロゴルフ協会(PGA)の指導者ライセンスを取得。1メートル70、70キロ。
おすすめテーマ
2020年03月27日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
代表権どうなる?全柔連、5時間議論も結論先送り
-
東京五輪、期日確定が最優先 「新たな出発 東京2020大会実施本部」初会合
-
IOCコーツ氏 新たな東京五輪日程は“21年夏の開催に向けて調整”
-
販売済みチケット、権利“有効”で調整 払い戻しにも応じる方針
-
4月の日本選手権、急転中止…日本水連・坂元専務理事「反省」
-
50キロ競歩代表選考会、計画通り4・12実施
-
福島Jヴィレッジ、聖火会場撤収…世界に向け“平和の灯”再びともる日待つ
-
卓球・伊藤美誠 五輪延期も「これまでと変わらず打ち込む」
-
体操・村上茉愛 五輪延期も前向き「練習を積み重ねられる時間が増えた」
-
新体操・竹中七海 五輪延期も「この期間を利用して課題を克服」
-
陸上・小池祐貴 五輪まで“あと1年”に「力をつける猶予ができた」
-
ソフトボール・宇津木麗華監督「できることを一つ一つ全力で」
-
パラ内定14選手、取り消さない!増田明美会長「調整力も競技力のうち」
-
世界陸連 各国選手に異例の大規模アンケート実施
-
陸上男子短距離ガトリン&パウエル、引退せず東京五輪目指す
-
レスリング・ヤダブ、ドーピング違反から7月に資格停止処分明ける「運命。復帰目指す」
-
ボクシング欧州予選強行開催…トルコ2選手と監督がコロナ感染、IOCと英政府痛烈非難
-
テニス・ウィンブルドン中止も…芝コートの使用可能期間限られ延期「困難」
-
男子ゴルフ、国内初戦5月下旬以降も…外国人が大半占める選手構成ネック
-
大相撲夏場所、開催は不透明…8月「東京五輪・パラ場所」は中止
-
羽生総合1位 アスリートイメージ評価調査
-
使いやすさにこだわったピカチュウカラーの軽量キャディーバッグ
-
米ツアーでも取り入れられている遠心力打法を紹介