水戸龍あわや大ケガも緊急回避「死んだかと思った…倒れ込んだのは正しい選択」黒星の悔しさより安心感

2024年05月18日 21:25

相撲

水戸龍あわや大ケガも緊急回避「死んだかと思った…倒れ込んだのは正しい選択」黒星の悔しさより安心感
<大相撲夏場所7日目>水戸龍(左)を腰砕けで下す宝富士(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所7日目 ( 2024年5月18日    東京・両国国技館 )】 1年ぶりに幕内に復帰した水戸龍(30=錦戸部屋)が宝富士(37=伊勢ケ浜部屋)に敗れ、今場所2度目の3連敗で1勝6敗となった。
 強烈な左喉輪、右から極めるようなおっつけで相手得意の左差しを封じると、引きに乗じて突き放して一気に前へ。そのまま押し切って勝負ありかと思われた瞬間、突然バランスを崩して倒れ込んだ。「最後の一押しだと思ったら足首を変にひねってしまった。安全のために力を抜いて受け身を取った」。左足首に197キロの全体重が乗り、あわや大ケガという場面でうまく緊急回避した。

 少し足を引きずっていたが「ちょっと痛かったけど、明日には治る」と大事には至らなかった様子。「死んだかと思った~。ケガしなくてよかった。自分の中ではセーフ!って感じ」と苦笑いしつつ安どの表情も見せた。

 ここまで1勝5敗と星が上がっていない中で、惜しくも逃した貴重な白星。「もったいなかった」としながらも「倒れ込んだのは正しい選択だった。1勝のためにケガしたら終わりなので」と冷静に振り返り、負けた悔しさよりもケガせずに済んだ安心感の方が大きいようだった。

 日頃から口にしている“座右の銘”は「安全第一」。大ケガを防げるなら一つの黒星をいとわないという考え方が、水戸龍の長持ちの秘けつになっている。

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