渋野日向子「トントントンヒューストン?」 ノッてきた!20年ヒューストン以来の予選通過で“しぶこ節”

2024年06月02日 02:30

ゴルフ

渋野日向子「トントントンヒューストン?」 ノッてきた!20年ヒューストン以来の予選通過で“しぶこ節”
全米女子オープンに出場した渋野日向子(AP) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアー 全米女子オープン第2日 ( 2024年5月31日    米ペンシルベニア州 ランカスターCC=6629ヤード、パー70 )】 15位から出た渋野日向子(25=サントリー)が3バーディー、3ボギーの70で回り、通算1オーバーの5位に浮上した。今季は4戦連続で予選落ちするなど苦しんできた中、大舞台で勝負強さを発揮。大会4年ぶりに予選通過を果たした。日本勢は史上最多となる14人が決勝ラウンドへ進出。単独首位から出た笹生優花(22=フリー)は通算1アンダーで3位に後退したものの、首位とは3打差と好位置をキープした。
 アンダーパーはわずか4人という難セッティングの中、価値のある70をマーク。トントン拍子に5位まで順位を上げた渋野は、今大会の予選通過がヒューストン郊外のチャンピオンズGCで4位に入った20年以来と聞くと目を丸くした。

 「えー!ホントに?あれ以来?トントントンヒューストン?衝撃です。全米はしてやられている感があるので」

 直近2試合で予選落ちするなど、ここまで9試合に出場し今季予選突破したのは2試合だけ(ホンダLPGAは予選落ちなし)。課題のショットに試行錯誤してきたが「自分は昔からショットメーカーというか、ショットでバーディーを取りにいくみたいな。それが戻ってきたかなという感覚は最近の中では一番ありますかね」と復活へ手応えを口にした。

 大会前にウエッジ以外のシャフト変更を決断。1Wは以前使用していた少し軟らかめのシャフトに戻し「めちゃ気持ちよく振れている」と奏功した。フェアウエーキープは14ホール中13度。外したのは3Wを使った16番だけで「ドライバーで打てばよかった。狭いけどさ~」と豪快に笑った。距離感も抜群で「今日のベストショット」と自賛したのが9番(パー4)の第2打。残り158ヤードを6Iで2オンし、狙い通りグリーンの傾斜を利用してピンまで50センチにぴたりと寄せて楽々バーディーだった。

 全英を除くメジャー5年間の出場資格も今年がラスト。勝負の決勝ラウンドを前に「大きい大会だからやれるだけやるぞという前向きな気持ち」。笑顔とショットに輝きを取り戻した渋野が再び栄冠を目指す。

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