鶴岡果恋　5連続含む10バーディーで49位→3位急浮上　悲願初Vへ「ここまで来たらガンガン攻めたい」

2024年06月02日 03:00

ゴルフ

鶴岡果恋　5連続含む10バーディーで49位→3位急浮上　悲願初Vへ「ここまで来たらガンガン攻めたい」 — ＜ヨネックスレディースゴルフトーナメント2024・2日目＞9番、同組の川崎春花と健闘をたたえ合いホールアウトする鶴岡果恋（撮影・会津　智海） Photo By スポニチ

【女子ゴルフツアー　ヨネックス・レディース第2日（ 2024年6月1日新潟県　ヨネックスCC＝6339ヤード、パー72 ）】 49位から出た鶴岡果恋（24＝明治安田）が5連続を含む10バーディー、ボギーなしで自己ベストを2打更新する62をマークし、通算10アンダーの3位に急浮上した。首位とは2打差。大会コース記録も1打更新するビッグスコアで勢いに乗り、プロ7年目で念願のツアー初優勝を狙う。12位から63と伸ばした新垣比菜（25＝ダイキン工業）が通算12アンダーで単独首位に立った。

　“裏街道”からの逆襲だった。インスタートだった鶴岡は出だし10番で8メートルの長いパットを沈めて勢いに乗り、12番からは5連続バーディーを奪取。初日72から10打スコアを縮めて自己ベスト＆大会コース記録をダブル更新。この日25パットとグリーン上が好調で「まだいけた感じもあった。でも昨日と10打も違う。何が違うんだろうって感じですけど」と笑みを浮かべた。

　直近3戦は予選落ち。原因は不振に陥ったグリーン上だった。1メートルがカップにかすりもしない。試合ごとに新しいパターを試し、練習場では近くにいるキャディーに「構えを見てもらっていいですか？」と聞いて回った。前週、自身が思う以上にスタンスが右を向いていることに気がつき好転。初日から好感触を得ており、この日の1ホール目でスイッチが入った形だ。

　プロ7年目の24歳。今年4月に自己最高の2位に入ったが、当然、目指すはその上だ。「いつも安全安全でいくけれど、ここまで来たらガンガン攻めたい」。念願の初優勝を目指し、最終日に2打差を追う。　（中村　文香）

《新垣63　単独首位》
　○…新垣が12位から自己ベストを1打更新する63と伸ばして単独首位に立った。12番のパー4で残り99ヤードの第2打を直接沈めてイーグルを奪うなど、「100点かなと思います」とうなずいた。QTランク13位の資格で出場する今季はまだトップ10入りはないが、「少しずつ感触が良くなってきていた」という。初優勝した18年以来、6年ぶりの勝利を目指すラスト18ホール。「勝ちたい気持ちはあります」と静かな口調に決意がにじんだ。