NBAが8日に異例の全体会議 全選手の出席が可能 再開に向けての第1歩

2020年05月07日 09:39

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NBAが8日に異例の全体会議 全選手の出席が可能 再開に向けての第1歩
8日に全体会議を行うことになったNBAのシルバー・コミッショナー(AP) Photo By AP
 NBAのアダム・シルバー・コミッショナー(58)と、選手会のミッシェル・ロバーツ常任理事(63)が司会役となって、NBA全選手参加型の全体会議が8日に開催されることになった。スポーツ専門局のESPNが報じているもので、この日からは一定の条件を満たした地域での練習施設の使用再開が可能。それに伴って、新型コロナウイルス感染でシーズンが中断した現況における疑問や提言をコミッショナーと選手会のリーダーが「Q&A形式」で対応することになった。
 会議は一堂に会して行われるのではなくリモート方式。NBAは3月11日を最後にレギュラーシーズンを中断しているが、再開に向けての動きが8日から本格的になると見られている。

 NBA側はCDC(米疾病予防管理センター)のアドバイスとガイダンスに従って再開への手順を進める予定。ただし新型コロナウイルスの感染状況が州によって異なるため、施設の使用解禁日がチームによって異なっている。

 ESPNによれば、8日から個人トレーニングを前提とした施設の使用が可能となるのは、トレイルブレイザーズ(オレゴン州ポートランド)、ナゲッツ(コロラド州デンバー)、キャバリアーズ(オハイオ州クリーブランド)の3チーム。テキサス州ヒューストンを本拠にしているロケッツも8日から始動する予定だったが、テキサス州のグレグ・アボット州知事(62)が18日までジムなどの施設の再開を認めていないため、再考することになった。

 NBAはすでに施設使用の際に独自の基準を設定。トレーニングなどで使う施設内で選手やスタッフが保つべき「ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)」は、米政府が求めている6フィート(1・83メートル)の2倍となる12フィート(3・66メートル)となった。

 またチームの本拠地以外の都市圏から戻ってきた選手は自主検疫が必要で、ボールなどの用具は使うたびに消毒。タオルはシェアせず、サウナ、浴槽、酸素室などの使用は禁止。携帯、カギなどよく触れるアイテムは施設に入るたびに消毒することが義務付けられた。

 ウエート・トレーニング室、練習用コートなどを同時に使用できるのは4人まででチーム練習は当面不可。個人練習に監督やアシスタント・コーチらは立ち会えず、施設内では全員マスク着用が義務付けられる。なお練習の際に選手だけは例外。スタッフはマスクだけでなく手袋の着用も必要になる。

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