日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は8日、接触を伴う稽古の全面解禁の時期について「抗体検査の終了と同時になれば」と話した。協会は先月18日から力士ら協会員に抗体検査を実施しており、約1カ月で終了予定。問題がなければ、無観客での実施を目指す7月場所(7月19日初日、両国国技館)の約1カ月前には全部屋で本格的な稽古ができる見通しだ。
また、3月場所は協会員に感染者が出れば即中止だったが、7月場所は状況を見て判断したい意向も示した。同広報部長は「2月、3月と5月の見解は違ってきている。コロナが出たから中止じゃなく、どういう状況なのか、いち早く見極めて対処すること」と説明した。