上野 下顎骨骨折治療のプレート除去で節目「これで完全復活」
2020年06月27日 05:30
ソフトボール
新型コロナウイルスの感染拡大がなければ、異物を体に残したまま、東京五輪のマウンドに上がっていた。1年延期により、「五輪直後」だった予定を早めたが、ためらいがなかったわけではない。
昨春の術後、流動食生活で5キロやせた。つらい記憶を払拭して一歩踏み出すと、「言葉は悪いですけど、チョロかった」と想定したほど体への負担はなかった。5日の入院予定が4日で退院。7月から本格投球を始める。
プレートの有無が投球に与える影響は小さくても、心理的には違う。心が軽くなった。今回の手術を、「これで完全復活」と珍しくツイッターに記した。コロナ禍で多くの人に近況報告をするために、気遣いの人は2年ぶりに投稿をした。
「心配してくれる方がたくさんいたので、ファンや関係者の方に、もう大丈夫ですよというアピールになるのかな、と思って」
来月22日に38歳を迎えるが、5月には「しっかり投げ込みができた」と、例年以上に肩はできている。代表活動は白紙で、9月5日開幕のリーグ戦が当面の目標になる。08年北京五輪に続く金メダルへ、力強く歩んでいく。
≪37歳衰えぬ鉄腕≫上野は復帰後、超人的な活躍を見せた。昨年8月のジャパンカップ・チェコ戦で125日ぶりに実戦登板すると、台湾、米国戦にも投げて合計4回を無失点。肩慣らしを終えると、国内リーグ戦では、9月8日の初登板でいきなりノーヒット・ノーラン。11月の決勝トーナメントでは、決勝を含めたダブルヘッダーを1人で投げ切り、チームを優勝へ導いた。昨季リーグ戦は、登板6試合で全て勝利投手になった。
おすすめテーマ
2020年06月27日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
田中 67で単独首位!この日のベストスコア
-
昨季の賞金女王・鈴木 最終9番で782Hぶりトリプル…「120点」が「30点くらい」も2位
-
“ミレニアム世代”安田祐 通過ラインギリギリで決勝ラウンド進出「頭の方が疲れました」
-
奈紗 挽回71で15位に浮上 強風も「何とか戻せたのは良かったかな」
-
上々ネット中継 第1R視聴回数、4チャンネル計197万7682回
-
9月の全米オープン 松山、今平、石川が出場権
-
ヒューズ 60で回り首位に、マキロイら2位 米男子ゴルフトラベラーズ選手権
-
鉄棒で東京五輪狙う内村航平 スペシャリストでも黄金の輝きを
-
上野 下顎骨骨折治療のプレート除去で節目「これで完全復活」
-
桃田賢斗 9月再開ツアーに向け“視界良好”「98%くらい前と同じように見える」
-
羽生結弦 「ISUスケーティング・アワード」2部門でノミネート
-
元豊ノ島の井筒親方 37歳に「久々に自分の誕生日をゆっくり自分の家族で祝う感じ」
-
芝田山広報部長 出稽古解禁は慎重姿勢 当面は「部屋で稽古していってほしい」
-
43歳ビンス・カーター 現役引退を表明 豪快ダンクでNBAに一時代築く
-
トップリーグNTTドコモに南アフリカ代表のWTBマピンピが新加入
-
日本ラグビー協会 来年秋以降開幕へ新リーグ参入申請締め切り 現TL所属16チームは申請済み
-
セブンズ強化活動 29日から再開決定 全国5カ所に分散し少人数で練習
-
ジョコビッチのコーチ・イワニセビッチ氏もコロナ陽性
-
日本代表・西田有志&アシックス“魔法のシューズ”共同開発
-
東京五輪クレー射撃 中山ら4人代表権1年延期後も維持