大坂なおみ4強 過去3戦全敗の相手に雪辱ストレート 2年前の「全米V記念日」に成長見せた
2020年09月10日 05:30
テニス
「彼女の方が優位と思っていたが、リベンジできて良かった。調子が良く、ずっとポジティブにプレーできた」。過去3戦全敗のロジャースに1時間20分でストレート勝ちだ。
常に優位に試合を進めた。第1セットは第6ゲームで先にブレーク。第7ゲームでサービスゲームを失ったが、第8ゲームを奪い返した。第2セットも第3ゲームで先にブレークに成功。ブレークポイントを握られたのは1度だけで、自身のサービスゲームは10回中5回をラブゲームでキープ。第1サーブ成功率は47%だったが、安定感のあるショットでラリー戦を制した。
特に目を引いたのが、技術的なミスを意味するアンフォースドエラーの少なさだ。相手の27に対し、8。ツアー中断前最後の試合だった2月の女子テニス国別対抗戦フェド杯スペイン戦では50本の凡ミスをし、世界78位に敗れた。外出自粛期間中に自身と向き合う時間が増え、精神的に成長。「ショットにミスはつきもの。それを受け入れる」と大坂はミスがミスを呼ぶ悪循環がなくなった秘訣(ひけつ)を明かした。
前哨戦で痛めた左太腿には2回戦以降テーピングが施されているが「少し違和感があるので、悪化しないように」と深刻ではない。18年全米、19年全豪に続く4大大会3勝目まで、あと2勝。2年前の優勝を回想し「あの時は赤ちゃんのような感じだった。今は全ての面で良くなっている」と自信を見せた。
19年全豪開幕前に自身の精神年齢を「3歳くらい」と分析し、優勝後は「5歳になれた」と笑ったが、当時の幼さはない。大人のなおみが、頂点をはっきり視界に捉えた。
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