大坂なおみ“金ロード”へ加速 全米優勝“チームNAOMI”を“チームJAPAN”が強力援護
2020年09月15日 05:30
テニス
8月の大会で痛めた左太腿裏の状態が万全ではなく、14日に開幕したイタリア国際を回避。4大大会連覇の懸かる全仏も出場の明言を避けている。不透明な状況ではあるが、全米ではコロナ禍でコーチを派遣できなかったJTAが、大坂の出場を見据えて全仏にはコーチを派遣する方針であることが判明した。
全仏では15歳の頃から大坂を知る女子日本代表担当の吉川真司コーチ(42)らが派遣される可能性が高い。日本協会の土橋登志久強化本部長(53)は「五輪で金メダルを獲れるポテンシャルを改めて感じた。実現できるように最大限サポートしたい」と説明した。全仏後も積極サポートを続ける方針で、大坂の専属トレーナーに日本人の中村豊氏(48)が加わったことも“チーム大坂”とJTAの連携強化の追い風となる。
苦手のクレーコートで行われる全仏は3回戦が最高成績。それでも、英ブックメーカー・ユニベットの優勝オッズで、大坂はベルテンス(オランダ)と並ぶ10倍の2番人気で、18年優勝のハレプ(ルーマニア)の4・5倍に続く、優勝候補の一角に挙がる。
生涯獲得賞金は女子で歴代22位の1777万234ドル(約18億8400万円)となり、李娜(リナ)(中国)を抜きアジア人トップに立った。全仏で頂点に立てば、2000万ドルの大台とトップ20入りが確実。女子テニス界の顔として金メダルへの道を進む。
▽女子シングルス決勝VTR 大坂が元世界1位のビクトリア・アザレンカ(31=ベラルーシ)に1―6、6―3、6―3で勝利し、2年ぶりの優勝を飾った。試合時間は1時間53分。第1セットは絶好調の相手に押され続けて、第2セットも第2ゲームで先にブレークを許したが、第3ゲームをブレークバック。一気に流れを引き寄せて、白星につなげた。決勝で第1セットを落とした選手が逆転するのは26年ぶり。優勝賞金300万ドル(約3億1800万円)を手にし、14日発表の世界ランキングで3位に浮上した。
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