ジェームズ歓喜「人生で最も大事な試合のひとつ」、自身4回目の王座獲得に王手

2020年10月07日 15:17

バスケット

ジェームズ歓喜「人生で最も大事な試合のひとつ」、自身4回目の王座獲得に王手
豪快なダンクを決めるレイカーズのジェームズ(AP) Photo By AP
 【NBAファイナル第4戦   レイカーズ102―96ヒート ( 2020年10月6日    オーランド )】 28得点と12リバウンド、8アシストを挙げてファイナル3勝目に貢献したレイカーズのレブロン・ジェームズ(35)は「胸の高鳴りとプレッシャーを同時に感じていた。自分の人生の中で最も大事なゲームのひとつだ」とコートで飛び跳ねて歓喜。シリーズはまだ終わっていないものの、確かな手ごたえを感じ取っていた。
 第3Q終了時点で75―70。第4Qを迎える前にリードしていた試合は今季55戦全勝だったが、残り6分27秒には83―83と一時同点にされてしまった。しかしジェームズは今季の成功率が69・3%だった苦手のフリースローをこのクオーターで7本すべて成功。97―91で迎えた残り39・5秒に貴重な3点シュートを決めたアンソニー・デービス(27)に対しては「彼にとってもチームにとっても貴重なビッグプレーだった」と最大級の賛辞を送った。

 NBAファイナルで3勝1敗となったのがこれが36回目だが、過去35回のケースで1勝3敗からシリーズを逆転したのはジェームズが在籍していた2016年のキャバリアーズ(対ウォリアーズ)だけ。V率は97%とは言え、残りの3%もジェームズ自身がもたらした数字とあって、ファイナル出場10回目で自身4回目の王座獲得は目前に迫ってきた。

 3勝1敗となったファイナルでは第5戦で終了したのケースが18回で、第6戦で幕を閉じたのは14回。今年の1月26日にスーパースターだったOBのコービー・ブライアント氏をヘリコプターの墜落事故で失ったレイカーズは、新型コロナウイルスの感染拡大による4カ月以上の中断期間をはさんで、ついに待ち望んでいた“頂点”にたどり着こうとしている。

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