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集団感染の玉ノ井部屋 新十両狙う白石が復帰初白星 40キロ差跳ね返し逆転勝ち

2020年11月10日 15:33

相撲

 【大相撲11月場所3日日 ( 2020年11月10日    両国国技館 )】 力士24人が新型コロナウイルスに集団感染した玉ノ井部屋の西幕下2枚目の白石(24)が大翔鵬(26=追手風部屋)を押し出して初白星を挙げ、1勝1敗とした。遅れ気味の立ち合いから豊富な運動量を生かしての逆転勝ちに「結果オーライ。きょうも相手が大きいので」。自身より約40キロ重い171キロの相手を動きでは圧倒し、上限を先場所までの2500人から5000人へ緩和した観客からの歓声を浴びた。
 一方、改めて実感するのが体重不足だ。「あと10キロ、15キロないと絶対に壁にぶつかると思います」。自ら「今場所で決めたい」と語る新十両が目前。番付が上がれば課題に直面することが明白だ。

 部屋では、感染拡大防止の観点から所属の力士28人全員と、感染は確認されなかったが審判委員を務める玉ノ井親方も秋場所が全休となったが、番付は据え置かれた。「感謝の気持ちです。土俵に上がれる喜びが大きい」。その思いを残り5番の土俵にぶつけていく。

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