宇良 関取20場所ぶりに勝ち越し「“運が良かった”としか思わない」

2020年11月19日 15:44

相撲

宇良 関取20場所ぶりに勝ち越し「“運が良かった”としか思わない」
<大相撲11月場所12日目>旭大星(左)を押し出しで破る宇良(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【大相撲11月場所12日日   ○宇良(押し出し)旭大星● ( 2020年11月19日    両国国技館 )】 16場所ぶりに十両に復帰した東13枚目の宇良(28=木瀬部屋)が東8枚目の旭大星(31=友綱部屋)を押し出して8勝目を挙げた。関取としての勝ち越しは西前頭10枚目で11勝4敗の好成績を収めた17年夏場所以来で20場所ぶり。取組直後のリモート取材で「うれしいですね。“うれしい”しか出てこない」と喜んだ。
 取組は低い姿勢で互いに手を伸ばして押し合う形から、じわじわ土俵際に追い込まれた。俵に足がかかったところで低い前傾姿勢のまま一気に突いて出た。劣勢をばん回した内容にも「(気持ちが出た相撲かどうかは)分からないですね。自分は夢中で取っているので。その場、その場で判断して勝負どころと思って攻めていけた。それがいい時も悪い時もあります」と振り返った。

 “うれしい”という言葉を2度使ったものの、達成感に浸っているわけではない。「(関取として)通用しているかと言われれば、まだまだ甘いと思う。まだ力が必要。以前、幕内で戦っていた体に比べれば今は強くなっている自信はある。でもケガをしたぶん前より強くなって戻らないといけない。ケガする前より努力が必要と思う。勝ち越したのは“運が良かった”としか思わない」。半ば自身を戒めるように心境を明かした。

 残り3日間について「しっかり相撲を取りきって終わりたい。2桁白星?自信はないけど、精いっぱい頑張ります」と意気込んだ

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