白鵬&鶴竜に“横審アラート” 史上初の「注意」 両横綱11月場所全休「来場所は覚悟を決め備えて」
2020年11月24日 05:30
相撲
ともに3場所連続休場中だが、横審は一昨年九州場所からの12場所を判断材料にした。両横綱とも3分の2の8度の休場で、全休はともに3分の1の4場所(鶴竜が初日不戦勝の昨年九州場所を含む)。その間に白鵬が3回、鶴竜は1回優勝したが「そういう結果は別として、休みがあまりにも多い。それなりの深い、強い責任を持って今後に対処してほしい」と説明した。
18年九州場所後の会合では、在位11場所で9度休場していた稀勢の里に「激励」を決議した。両横綱は稀勢の里より休場率は低いが「激励」より重い決議としたのは「今の状況の中で横綱の責任はより重くなっている」との理由。一方が休むだけでなく、横綱不在となる場所が増えたことを重く捉えた形だ。
史上最多44回優勝の白鵬と、同6回の鶴竜が同じ「注意」だったことには「これから相撲界を引っ張っていく横綱として、どういう姿がふさわしいか。そういう意味で同じに判断した」と話した。
出場を求めた来年初場所で結果を出せなかった場合は「それは来場所を見て判断」と話すにとどめたが、事実上、進退が懸かる。白鵬は来場所が横綱在位80場所目で鶴竜は40場所目。最後に進退を決めるのは本人だが、ともに結果を出せなければ番付から「横綱」が消える危機に陥る。
▽横綱審議委員会 1950年5月に設置された日本相撲協会の諮問機関で、昇進問題など横綱に関する諸案件について答申する。定員は15人以内で現在は8人。任期は2年で5期10年まで。不成績が目立つ横綱には、委員の3分の2以上の決議があれば「激励」「注意」「引退勧告」などを出すことができる。昨年1月から矢野弘典氏(産業雇用安定センター会長)が委員長を務める。
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