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渡辺雄太が奮闘 3点シュートを成功してブロックショットも記録 新人ボールに密着マーク

2021年01月15日 11:55

バスケット

渡辺雄太が奮闘 3点シュートを成功してブロックショットも記録 新人ボールに密着マーク
スティールしたあとホーネッツのグラハムとルーズボールを争う渡辺(AP) Photo By AP
 NBAラプターズの渡辺雄太(26)が14日に準本拠地となっているフロリダ州タンパで行われたホーネッツ戦に途中出場。26―31で迎えた第1Qの残り1分31秒にコートに登場すると、その1分後にカイル・ラウリー(34)のアシストから正面やや左から今季4本目の3点シュートを決めた。
 試合はラプターズが111―108(前半71―62)で勝って3勝8敗。ベンチから出たクリス・ブーシェイ(28)がチーム最多の25得点と10リバウンドをマークし、フレッド・バンブリート(26)は5本の3点シュートなどで17得点、ラウリーも16得点り12アシストを稼ぎ、3試合ぶりの白星をもぎとった。

 渡辺の出場は2試合ぶり今季6回目で、ホーネッツ戦では15分のプレータイムで3得点、4リバウンドでブロックショットとスティールも1つずつ記録。この日は主に相手のガード陣をマークし、ドラフト全体3番目に指名され、今月9日のホークス戦で史上最年少となる19歳141日でトリプルダブルを達成した新人ポイントガードのラメロ・ボール(201センチ)とも随所でマッチアップした。第2Qの2分17秒には、インサイドに切れ込んだテリー・ロジアー(26)からのアリウープ・パスを寸断。センターのビスマック・ビヨンボ(28)のシュートをゴール下でブロックして得点を与えなかった。渡辺のブロックショットは今季早くも6つ目。グリズリーズ時代の2シーズンでは計33試合で2つしか記録していなかったが、ラプターズではディフェンスの“スペシャリスト”としての地位を築きつある。

 第2Qの残り4分32秒にベンチに下がるまで前半は9分出場。コートに入ったときは5点を追う展開だったが、OG・アヌノビー(23)と交代したときラプターズは10点をリードしており、渡辺はベンチプレーヤーとしては申し分のない働きを見せた。後半も第3Q後半から第4Qの序盤にかけて5分出場。第4Qの1分51秒に右のコーナーから放ったこの日2本目の3点シュートは惜しくもリングに嫌われたが、出場時間帯のチームスコアは「プラス8」だった。

 ホーネッツは6勝7敗。第3Q途中で最大18点差をつけられながら反撃し、第4Q開始から連続10点を奪って猛追したがあと一歩及ばなかった。ボールは26分の出場で14得点、6リバウンド、11アシスト、3スティール。ロジアーがチーム最多の22得点を記録したが、チームは4連勝のあと連敗となった。

 なおカナダが新型コロナウイルスの感染防止対策として検疫を厳格化しているためにラプターズ(本来の本拠地はトロント)は今季、フロリダ州のタンパを準本拠地にしているが、同州では14日に新たに1万3720人の感染が判明。1万人以上の感染者は17日連続となった。陽性率は前週までの10%台から8%台にダウン。すでに77万人がワクチンを接種しているものの、人口2100万人のフロリダ州ではこの日だけで585人が死亡(同州在住者は217人)しており、依然としてラプターズは厳しい状況の中での日々の試合を消化している。

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