東京五輪・パラ 無観客開催でも子供たちを競技会場に招待するプラン検討
2021年05月19日 05:30
五輪
組織委では、開催地や東日本大震災の被災地の小中高生を中心にスポーツの素晴らしさやホスピタリティーを体感してもらうため、自治体や学校単位でチケットを購入する「学校連携観戦プログラム」を計画。1枚500~2020円と安価なチケットを用意し、当初は両大会で約130万枚を全国の自治体に割り当てる予定となっていた。大会の1年延期決定後も実施を目指して調整中で、無観客開催でチケットが無効となっても、子供たちには観戦機会を提供する議論が始まった。
組織委の橋本聖子会長は五輪相時代から「オリ・パラ教育」を重視。東北地方の被災地などへ足を運んだ際に、アスリートとじかに触れ合った子供たちの吸収力を実感したそうで「経験者の声をいかに子供たちの世代へ伝えていくかが重要と思う」と話している。招待できる人数は未定で、アスリートとも直接触れ合えないが、日本の将来を担う子供たちが生観戦できれば、東京大会の数少ないレガシーとなりそうだ。
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