観客数決める5者協議スタート IOCバッハ会長「Here we goと言いたい」

2021年06月21日 16:25

五輪

観客数決める5者協議スタート IOCバッハ会長「Here we goと言いたい」
IOCのバッハ会長(AP) Photo By AP
 東京五輪・パラリンピックへ向けた大会組織委員会、東京都、政府、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の各代表によるオンラインの5者協議が21日夕に始まった。橋本聖子組織委会長、小池百合子東京都知事、丸川珠代五輪担当相、トーマス・バッハIOC会長、アンドリュー・パーソンズIPC会長が出席。会議では五輪の観客数上限について、国内の大規模イベントの基準に従い会場定員の50%以内、最大1万人と決定する。
 冒頭でバッハ会長は「これが最後の5者協議になると思う。(次は)大会でリアルにお目にかかれるのを楽しみにしている」とあいさつ。「大会は既に実行フェーズに入っている。アスリートも到着し始めていて“コロナ対策は全部守るつもり”と話している。日本のみなさんが必要な(新型コロナウイルス)対策を講じていただいたおかげで、みんなが確信を持てるようになった」と感謝を口にし、「Here we go(さ、始めるぞ)と言いたい。我々はもう準備ができている」と話した。

 バッハ会長は「いいニュースがある」として、選手村に入る参加者のコロナワクチン接種率が「予想は80%だったが、はるかに超えて、本日時点で81%強となっている」と紹介。メディア関係者の接種率も「70~80%を予想しているが、80に近い数字になると楽観視している」と明かし、「この作業は全員が東京にそろうまで続く。接種していようがいまいが、(コロナ対策の)ルールに違反した人は誰でも制裁を受ける」と続けた。観客数については「国民を守るためのベストな方策だろうと思う。IOCはみなさんの決定をサポートする」と日本側の決定を尊重する方針を示した。

おすすめテーマ

2021年06月21日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム