IOCバッハ会長、情報共有されず?「検査8000件で陽性3人」組織委は15日だけで6人の陽性発表

2021年07月15日 17:24

五輪

IOCバッハ会長、情報共有されず?「検査8000件で陽性3人」組織委は15日だけで6人の陽性発表
東京都庁で面会した(左から)組織委の橋本会長、東京都の小池知事、IOCのバッハ会長 Photo By スポニチ
 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が15日、東京都庁で小池百合子都知事と面会した。
 組織委はこの日、海外から来日した選手1人と大会関係者1人、国内在住の業務委託スタッフ4人の計6人が、新型コロナウイルス検査で陽性になったと発表。にも関わらず、バッハ会長は「聞いた限り8000件の検査で陽性は3人だ」と14日に首相官邸を訪問した際と同じ言葉を述べた。

 米ワシントン・ポストで“ぼったくり男爵”と称されたバッハ会長は8日に来日。9~11日はホテルで隔離生活を送った。12日から活動を開始し、13日に大会組織委員会の橋本聖子会長を表敬訪問。万人にとって安全な大会とする意志を表明する際、中国人と日本人を言い間違え「チャイニーズピープル」と口にした。慌てて「ジャパニーズピープル」と言い直したが、高まる批判の火にさらに油を注ぐ格好となった。

 国連が採択した五輪休戦がスタートする16日には、反対意見が渦巻く中で被爆地である広島の平和記念公園を訪問。5月に緊急事態宣言下での五輪開催は可能かと問われ「間違いなくイエスだ」と言い放ったIOCのジョン・コーツ副会長も同日、被爆地の長崎を訪れる。組織委の橋本会長は「平和の尊さを国内外に訴えていただければ」と話している。

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