清水希容が世界選手権代表逃す 全日本女王の大野ひかるが初代表

2021年09月02日 16:18

空手

清水希容が世界選手権代表逃す 全日本女王の大野ひかるが初代表
世界選手権の代表権を逃した清水希容 Photo By スポニチ
 【空手世界選手権代表選考会 ( 2021年9月2日    東京・日本空手道会館 )】 新型コロナウイルスの影響で1年延期となった世界選手権(11月、ドバイ)の日本代表選考会が行われ、女子形は東京五輪銀メダリストの清水希容(ミキハウス)が決定戦で大野ひかる(大分市消防局)に敗れ、代表入りを逃した。大野は個人形では初の世界選手権代表に内定した。
 決定戦では清水が五輪決勝と同じ「チャタンヤラクーサンクー」、大野が「パープーレン」を演武。清水は28・40点と高得点を叩き出したが、28・60点を出した大野に上回られた。大野は昨年12月の全日本選手権決勝でも敗れ、女子形最多タイの8連覇を阻止された最大のライバル。五輪の疲れも癒えない中で出場したが、国内争いのレベルの高さを痛感させられる結果となった。

 試合後、清水は「ごめんなさい」と一言だけ言い残して会場を後に。一方の大野は万感の涙を流し、「ほっとしたのと、身の引き締まる思い。相手(清水)のことを考えずに、ベストパフォーマンスをすることだけに集中した」と喜びを語った。世界選手権には12年に組手50キロ級で出場し1回戦敗退、16年に形団体で出て金メダルを獲得。悲願の形個人タイトル獲得へ、「五輪の(出られなかった)借りを返すつもりで頑張りたい」と抱負を述べた。

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