国内初戦の小平 愛犬の死と米ツアーシード落ちのショックを乗り越え ブリヂストンOPから再出発
2021年10月06日 15:13
ゴルフ
それでも「ショットは悪いイメージはない。パットは引き続きいいので」と感触は悪くなさそうだ。
2018年のRBCヘリテージで米ツアー初優勝。その権利でツアーの出場資格を得ていたが、今年でそれが切れた。米ツアーのポイントによるシード権も150位に終わり、来季は下部ツアーのコーンフェリーツアーに回ることになった。
「自分がアマチュア時代からやってきたスタイルがそうなので、ちょうど良い」と下部ツアーで再度自らのゴルフを磨き上げ、レギュラーツアーに復帰する青写真を描く。
今年はクラブ契約がフリーになり「好きなものを使えるようになったのでストレスがなくなった。それで(終盤は)今までにない成績が出たので自信になった」と手応えを口にする。
ただ、シーズンの終盤は愛用していた1Wが破損し米ツアーの残留戦で苦戦。そのうえ、実家で飼っていた愛犬の柴犬が12歳で死んでしまい「最後に神様は、こんなにも試練を与えるのかと思った」という。それでも、新しい目標に向かって気持ちの整理はつきつつある。
「(米国でプレーすると)環境もレベルの高さも感じられる。刺激になっている。米国でやるのは自分の夢。それは手放したくない」
今大会で上位3人に入れば、日本で開催される唯一の米ツアー競技、ZOZOチャンピオンシップ(21日開幕、千葉・習志野CC)の出場資格も得られる。
「(トレーニングの成果で)飛距離は10ヤード伸びた。(米国で)やっていけるという自信も芽生えた。この試合はZOZOにつながるので、そこを目指して頑張りたい」と表情を引き締めた。