全日本スキー連盟は25日、全日本選手権ジャンプの女子ラージヒル(24日)で転倒した丸山希(23=北野建設)が札幌市内の病院で診察の結果、左膝前十字じん帯損傷、外側半月板損傷、大腿骨腓骨(ひこつ)骨挫傷の重傷を負ったと発表した。全治未定だが今シーズン中の復帰は極めて難しく、来年2月の北京冬季五輪出場は絶望的となった。
22日の全日本選手権ノーマルヒルでは高梨沙羅(クラレ)に迫る2位。ここ数年の成長は著しく、昨季はW杯個人総合11位となり、高梨に次いで日本勢2番手だった。今夏の国際大会グランプリでも2度表彰台に上がった。北京五輪では個人戦に加え、日本勢のメダル獲得が期待される男女2人ずつが飛ぶ混合団体の有力候補だった。
丸山の負傷により、女子W杯派遣メンバー5人は後日発表される。