日本オリンピック委員会(JOC)と日本パラリンピック委員会(JPC)は27日、東京都内で来年2月の北京冬季五輪および同3月の北京パラリンピックの日本代表選手団公式服装発表会を行った。公式服装のデザインは、今夏の東京五輪・パラリンピックに引き続き、五輪とパラリンピックで共通のデザインとなった。
式典・渡航用は男女とも紺色のブレザーにグレーのパンツ、男子は赤のネクタイ、女子には同色のスカーフが取り入れられた。表彰式などで着用する公式スポーツウエアはデサント社製で、ダウンジャケットやストレッチジャケットは鮮やかなオレンジレッドを使用。「防寒性・防風性は当然の機能として、体が温まった後の衣服内温度や蒸れの調整、動きやすい素材やカッティングなどの機能性を盛り込み、競技に臨む選手のストレス軽減を目指して作製されました」としている。
式典・渡航用服装、公式スポーツウエア共に、この日発表された「TEAM JAPAN」のエンブレムが入る。発表会に出席したスピードスケート女子の高木美帆(日体大職)は公式スポーツウエアについて「デザインも好み。厚手だと思ったが、軽くて動きやすくて温かいというのがそろっている」と早くも気に入った様子。自身3度目の五輪出場に向けて「ウエアを正式に着用できるように切符を取らないといけない。思いを胸に秘めて頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。