朝乃若 弓取りに急きょ登場 照ノ富士の休場で指名 高砂部屋OB皇牙に続く「弓取り関取」目指す

2024年05月13日 19:22

相撲

朝乃若 弓取りに急きょ登場 照ノ富士の休場で指名 高砂部屋OB皇牙に続く「弓取り関取」目指す
弓取り式を行う朝乃若(撮影・西海健太郎)※写真は大相撲夏場所3日目 Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所2日目 ( 2024年5月13日    両国国技館 )】 元十両の西幕下20枚目・朝乃若(28=高砂部屋)が本場所で初めて、結びの一番の後に行われる弓取りを務めた。この日、一人横綱の照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が休場したため、初日の弓取りだった同部屋の聡ノ富士(47)に代わって大役に指名された。
 弓取りは、横綱が所属する部屋か一門の幕下経験者を選ぶのが慣例。春場所まで務めた元幕下の勇輝(34=陸奥部屋)は師匠(陸奥親方=元大関・霧島)の定年、部屋閉鎖を機に、19年間の現役生活に終止符を打って世話人になっていた。

 この日昼に高砂部屋付きの若松親方(元幕内・朝乃若)から連絡が入った朝乃若は「すごい雰囲気なので緊張した。自己採点?60点。残り40点は気持ちの甘さ、(弓を)落としそうになったので」と苦笑いで振り返った。

 新潟県佐渡市出身。東洋大から18年春場所入門で前相撲から取り、21年九州場所で新十両。6場所十両を務めた後は幕下に陥落した。

 不測の事態に備え、地方巡業で経験してきたからこその指名だった。「取組より、汗をかいてます」。部屋のOBで06~7年に十両ながら弓取りを務めた皇牙に続く、「弓取り関取」を目指す戦いが始まる。

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