【世界相撲選手権予選】女子軽量級は山下寧々、中量級は長谷川理央が激戦制して2年連続の代表切符

2024年05月13日 10:10

相撲

【世界相撲選手権予選】女子軽量級は山下寧々、中量級は長谷川理央が激戦制して2年連続の代表切符
世界女子相撲選手権の出場権を獲得した(左から)軽量級・山下寧々、中量級・長谷川理央、軽重量級・石井さくら、重量級・久野愛莉 Photo By スポニチ
 第3回全日本相撲個人体重別選手権大会が12日、東京都千代田区の靖国神社相撲場で行われた。この大会は、9月にポーランドで開催予定の世界相撲選手権大会および世界ジュニア相撲選手権大会の日本代表選考試合。ジュニア(高校生以下)は男女3階級ずつ、シニア(大学生以上)は男女4階級ずつ、それぞれ実績のある選手による総当たり戦で争われた。
 シニア女子軽量級(65キロ未満)は、昨年覇者で世界選手権銅メダリストの山下寧々(静岡・焼津中央高3年)が連覇達成。一昨年のワールドゲームズ金メダリストの奥富夕夏(25=リバーサルジム新宿MeWe)や同大会銀メダリストで世界一の経験もある山中未久(30=クレオテック)らとのハイレベルな戦いを4戦全勝で制した。山下は昨年と同様に、ジュニア中量級(75キロ未満)にも出場。そこでは代表切符を逃したが、シニア軽量級で実力を発揮した。

 シニア女子中量級(73キロ未満)は、昨年覇者で世界選手権銅メダリストの長谷川理央(慶大3年)が連覇。ジュニア時代も含めて通算5度目の国際大会出場を内定させた。今年4月の国際女子選抜堺大会決勝で敗れている福里愛美(静岡県立大3年)と4戦全勝同士の最終戦で対戦。左四つから寄り倒してライバル対決を制した。

 シニア女子軽重量級(80キロ未満)は、昨年の世界ジュニア選手権無差別級金メダリストで一昨年のワールドゲームズ中量級(80キロ未満)金メダリストの石井さくら(立教大1年)が3戦全勝で優勝。中学1年時からシニアの部の日本代表を経験しており、それ以降一度も代表の座を逃すことなく通算6度目の国際大会出場権を獲得した。

 シニア女子重量級(80キロ以上)は、昨年の世界選手権金メダリストで全日本女子選手権5連覇中の久野愛莉(25=立飛プロパティマネジメント)が連覇。国内無敵の圧倒的な強さを見せた。

 ▽シニア女子軽量級(65キロ未満)
優勝 山下寧々(静岡・焼津中央高3年)
2位 奥富夕夏(25=リバーサルジム新宿MeWe)
3位 山中未久(30=クレオテック)

 ▽シニア女子中量級(73キロ未満)
優勝 長谷川理央(慶大3年)
2位 福里愛美(静岡県立大3年)
3位 長門美咲(神戸親和大3年)

 ▽シニア女子軽重量級(80キロ未満)
優勝 石井さくら(立教大1年)
2位 石川乃愛(日大4年)
3位 太田麻乃(38=静岡県)

 ▽シニア女子重量級(80キロ以上)
優勝 久野愛莉(25=東京・立飛プロパティマネジメント)
2位 大蔵紫音(日大4年)
3位 野村紗矢香(44=和歌山・南紀はまゆう支援学校)

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