萌寧、古江、小祝で2億円バトル!賞金女王レース残るは4戦 4日開幕TOTOジャパンクラシック
2021年11月03日 05:30
ゴルフ
腰の状態については「完治はしていない。マスターズGCよりは良くなっているけど、まだ普通にショットはできていない」と説明し「痛み止めを飲めば、できるので頑張りたい」と悲壮な決意を示した。
先週は電気治療を受けるなど療養を優先。クラブも握ったが「1日30球しか打たなかった。ほぼアプローチ。フルショットしたのは3~5球くらい」と球数を制限した練習にとどめた。
久々のラウンドを終えて「芝が久々でコースでの打ち方が分からなくなった」と苦笑した。賞金ランキング2位の古江とは約1689万円差。初の女王に向けて今大会の持つ意味は大きいが「予選落ちがないので心的には楽。大きな大会なので少しでもスコアを伸ばして順位を上げられたら」と平常心で臨む。
今季5勝を挙げて賞金ランキング2位につける古江は18ホールを回り調整。「ショットでグリーンのどこにつけられるかでスコアが変わる。毎日アンダーパーを目指していきたい」と目標を設定した。10月に行われたマスターズGCレディースでは地元兵庫で初めて優勝した。それ以来の関西での試合となる。「関西は地元なので頑張りたい」と気合を入れた。
賞金ランキング3位の小祝は今季5勝を挙げているが、9月以降はショットが不調でトップ10入りが一度もない。それでも「ショットはだいぶ良くなったので、あとはパットのフィーリングが良くなれば、ハマってくれると思う」と復調の手応えを感じている。この大会は4年連続4度目の出場。瀬田GCでは18年8位、19年6位と2年連続トップ10入りしているのも好材料だ。
稲見とは約3689万円差。今年の目標に掲げる賞金女王に向けて正念場だ。小祝は「残り4試合でラストスパート。目標は優勝です」。コロナ禍で統合された20~21年シーズンもあと4戦。今大会に勝てば古江、小祝も賞金2億円を突破する。今年から4日間大会となったビッグトーナメントの結果が、ハイレベルな女王争いの行方を左右することになる。
【過去3季の賞金女王争い】
☆2017年 鈴木愛が年間2勝を挙げ、トップ10入り16回とコンスタントに好成績を残し、13年の森田理香子以来4年ぶりの日本人女王に輝いた。賞金ランキング1位で最終戦ツアー選手権リコー杯に臨んだ鈴木は7位に入り、猛追するイ・ミニョンを約1368万円差でかわした。
☆2018年 5勝を挙げたアン・ソンジュが1試合を残し、4年ぶり4度目の賞金女王を確定させた。2年連続のタイトルを狙った鈴木愛は前半で4勝をマークしたが、ケガで後半は失速。アン・ソンジュに約4055万円差をつけられ賞金ランキング3位。申ジエが賞金ランキング2位だった。
☆2019年 鈴木愛、渋野日向子、申ジエによる三つ巴の女王争いは終盤までもつれた。7勝を挙げ賞金ランキング1位を走っていた鈴木が最終戦ツアー選手権リコー杯で5位となり、同大会で2位に入った渋野を約758万円差で振り切り、2年ぶり2度目のタイトルを手にした。
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