新生男子セブンズ代表の中川和真「イメージを変えたい。変えることが目標」W杯アジア予選へ意気込み

2021年11月09日 20:13

ラグビー

新生男子セブンズ代表の中川和真「イメージを変えたい。変えることが目標」W杯アジア予選へ意気込み
オンライン取材に応じる中川和真 Photo By スポニチ
 来年9月の7人制ラグビーW杯(南アフリカ)出場権を懸けたアジア予選(19、20日、ドバイ)などに出場する男子日本代表が、8日から千葉県内で出発前の直前合宿を開始。9日にはオンライン取材に応じ、中川和真副将(横浜)は「チャレンジ精神を忘れずに優勝を目指したい」と意気込みを語った。予選は8カ国が出場し、上位2チームにW杯出場権が与えられる。
 東京五輪で12位中11位と大惨敗を喫した日本は、梅田紘一ヘッドコーチ代行の「(24年パリ五輪までの)向こう3年を見て、若返りを図りたかった」とメンバーを大幅に入れ替え。今回の遠征メンバー16人中、五輪代表は加納遼太(明治安田生命)と副島亀里ララボウラティアナラ(日本協会)の2人だけで、22歳の福士萌起(日野)らフレッシュなメンバーや、五輪には出場資格のない外国籍選手が多数名を連ねた。

 自身は東京五輪代表入りを目指しながら、落選となった中川は「五輪に出られなかったことが人生で一番悔しかった」と振り返る。来年1月に開幕するリーグワンに向けて15人制に専念する選択肢もあった中、自分の気持ちを優先してパリ五輪を目指す覚悟を固めた。「一番感じたのは、(7人制代表が弱いという)イメージを変えたいという思い。変えることが目標。パリ五輪で払しょくしたいし、五輪以外でも世界にチャレンジしたい」と並々ならぬ思いを語った。

 主将にはニュージーランド出身のジョニー・ファアウリ(BL東京)が就任。所属ではCTBとして活躍するファアウリは、ニュージーランド時代も「正直に言って、あまりセブンズの経験はない」と語るが、9月以降の代表合宿に参加し、スキッパーに指名されるまでにプレー面も成長。着任に当たり、同僚で15人制W杯で2大会連続で主将を務めたリーチ・マイケルに連絡。「いいアドバイスをもらった。“まずは自分らしくあれ”と言われた」といい、リーチの言葉を胸に、ドバイでもチームを引っ張る覚悟を示した。

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