村上「体操に出合えて良かった」3歳から始めた競技に別れ…今後は指導者の道へ「また一から」

2021年11月09日 05:30

体操

村上「体操に出合えて良かった」3歳から始めた競技に別れ…今後は指導者の道へ「また一から」
花束を手に笑顔を見せる村上(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 体操女子の村上茉愛(25=日体ク)が8日、横浜市の日体大健志台キャンパスで引退会見を行った。
 東京五輪は種目別床運動で銅メダルを獲得。先月の世界選手権では同種目で2度目の優勝を飾り、3歳で始まった競技生活に区切りをつけた。「体操に出合えて良かった。体操じゃなかったら、ここまで目標を持って生活していなかったかもしれない」と話した。

 思い出の試合には、21位に沈んだ15年の全日本選手権を挙げた。床運動で勝負を捨てたような演技をした後、日体大の瀬尾京子監督に厳しい言葉を掛けられた。「その試合があったから強くなれた。いい演技ではないけど、強い意志を持ってアスリートとしての自覚を持つ演技になった」と説明した。

 今後は指導者の道に進む。まずは日体大のコーチとして活動し、いずれは日本代表選手の指導にも意欲を示した。「また一からスタートしていこうと思っている」と前を見据えた。

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